こんにちは!
よく、SNS等で見られる、宅建試験は、過去問題集の繰り返しでは合格できない、といわれている点について解説していきます!
宅建試験(宅地建物取引士)の中身
宅建試験に出題される問題の大半は、過去に出題されたテーマです。
簡単に言うと、試験に出題される問題は、過去問題集でカバーできる、というのがまずは結論です。過去問に登場するテーマが完璧であれば、十分合格圏内に入っていけるということです。
ここで、「ただし」がつきます。
ただし、過去問にある通り、そのまま出題されているわけではない、ということです。
つまり、対応力がない人は落ちるということです。
出ている内容としては、過去に問われたことがあるものがほとんどなのですが、形式などを変えて出題されていたり、4択の組み合わせによって、違うように見せたりしているため、違うように感じますが、テーマは過去に問われたことのあるものばかりです。
なぜ、過去問題集の繰り返しは合格できないと言われるのか?
では、なぜ過去問題集の繰り返しは合格できないと言われるのでしょうか?
理由はいろいろあると思います。
SNSの手法の一つとして、常識的に考えられていることを否定すると、見てもらえる。ということがあります。
大半の方は、過去問を繰り返し解きますし、それが常識なので、それを否定すると、「え、自分は大丈夫かな…」と不安になります。その不安感から、その情報に共感してしまうということもあるでしょう。
でも、実際に合格している人は、過去問題集を繰り返し解いています。覚えるくらい、繰り返い解いています。
人によって、過去問題集の解き方が違う
勉強の方法として、過去問題集を解くとき、流れ作業になる人と、過去に解いた問題なのに初めて解くような感覚で解ける人の2つの人種がいます。
合格できるのは、もちろん後者です。
過去問題集は、4択のうちから正解を選ぶのが、勉強ではありません。それは、過去問題集の暗記でしかありません。
宅建は、合格率15~18%程度の難しい試験ですから、さすがにそれでは合格できません。
毎回、初めて解く感覚で過去問題集に取り組めるかどうかが、勝負のカギです。この感覚を身に着けることができれば、本試験でも、過去に問われた、頻出のテーマは、過去問題集のように解けますし、そうでない人は、ほとんどの問題が初見のようになってしまいます。
例えば、用途地域の定義に関する問題が出題されることがありますが、13種類の用途地域のうち、過去問題集でお目にかかるのは、数種類です。しかし、この問題が出たときに、他の用途地域の定義を確認したりするのも合わせて、過去問題集を解くということも忘れてはいけません。
結論
結論としては、過去問題集の繰り返しで、宅建試験に合格することはできます。ただし、やり方を間違わないでください、というのが結論ではないでしょうか。