コレだけはしっかり基礎を固めておく民法のテーマ(宅地建物取引士)

宅建(宅地建物取引士)試験で登場する民法の攻略方法 勉強方法

こんにちは!

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宅建士(宅地建物取引士)の勉強を始めていくまず、民法(権利関係)から勉強を始めていくと思います。

宅建業法からスタートしているテキストもありますが、権利関係からスタートすることをおススメします。理由はこちらもご覧ください。

そんな民法ですが、重要なものとそうでないものとがあります。

民法の出題範囲は広く、どのテキストも試験で出る可能性のある範囲をすべてカバーしていません。

まず、民法では、「なんだこれ」という問題が本試験では必ず出ると思ってください。そして、その問題は正解できたらラッキーくらいに思っておきましょう。それでも合格することは全然可能です。

これを知らずに、テキストをすべて頭に入れようとしたり、テキストを買い足したり、それでも足りずさらに買い足したり…

宅建試験は、50点満点を取ることが目的ではありません。

50点を目指すと、落ちます。

過去の合格ラインを見ると、38点取れれば、だいたい大丈夫。

40点取れれば、ほぼ大丈夫。

つまり、38~40点を目標にすればいいのです。10問は間違えられる、という気持ちで勉強していくと、基本をしっかり頭に入れることができ、合格に近づくと思います。

ただ、38~40点はギリギリになる可能性もあるので、42点あたりを目指すといいかもしれません。

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民法のテキストの秘密

テキストには大きく分けて2種類あります。

  • (民法で)できるだけ高得点を目指す
  • 合格点を目指すテキスト

この2種類があります。

どちらにも一長一短あります。どちらがいいかはその人によるところが大きいです。

(民法で)できるだけ高得点を目指すテキスト

このテキストの特徴は、とにかくいろいろ網羅されていることです。

例えば、今年の本試験で、今まで出たことのない(数十年出たことがない)ようなテーマが出題されたとします。翌年で同じテーマが出る確率はかなり低いのですが、それがテキストに載っていることがあります。

それをフォローしたとしても、知らない問題は出ます。

時間が限られてる方にとってはこのテーマを他のテーマと同じように学習することは、時間の無駄になる場合があります。

また、初学者の方には、重要かどうか、翌年出る確率がかなり低いのかはよくわかりません。

もちろん、時間がある方にとってはそのテキストの方が、点数を拾える確率も少し上がるので、やる価値はあるかもしれませんが、あまりおススメはできないと思います。

合格点を目指すテキスト

逆に合格点を目指すテキストは、少なすぎる感じるかもしれません。

このタイプのテキストは、初学者、法律的な問題に慣れていない方向けに作られているので、逆にテーマは絞られ過ぎていることもあります。

民法は力を入れる分野とそうでない分野を仕分ける

民法は、全部をカバーできません。民法の条文だけではなく、判例も含まれるからです。

まずは、よく問われる、もしくは知っていると初見の知らない問題、二度と出ないテーマでも類推して解けるようになる基礎、民法の考え方が身につく基礎を絞ってまずは学習していきます。

下記に、民法のテーマの重要度をあげていきます。他の権利関係(借地借家法、区分所有法、不動産登記法)は必ず出ますので、含まれていません。

最優先テーマ

  • 制限行為能力者(未成年、被後見人)
  • 意思表示(詐欺、強迫、虚偽表示、錯誤)
  • 代理
  • 債務不履行
  • 契約不適合
  • 時効
  • 抵当権
  • 相続
  • 賃貸借

これらは、民法の基本的なテーマでよく出ます。

テーマの中でも強弱を

最優先テーマの中にもさらっとやっていいテーマもあります。

例えば、意思表示の強迫と心裡留保はさらっとで構わないでしょう。もしかしたら、心裡留保はほとんど出ないので、そろそろ出そうという感じもあるかもしれませんが、それを追い始めるときりがないので、どこかで線を引かないといけないかもしれません。

また、強迫は、取消し前の善意無過失の第三者にも対抗できるくらいを覚えておけばいいでしょう。

また、相続関連は、ほぼ毎年出ています。令和6年は出ませんでしたが、必ず出ると思ってしっかり対策したいテーマです。

抵当権、取得時効もかなり頻出テーマです。

民法に限ったことではありませんが、強弱をつけることは、限られた時間の中で対策をしなければならないわけですから、重要な要素になります。

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